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I健全性と決算の概況について 明治安田生命 | 明治安田生命の現況 2004

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(1)

6

保険本業において安定した収益力を有しています。

「基礎利益」とは、保険本業の期間収益の状況を表わした、生命保険会社のフローの収

益力を示す指標の一つです。平成15年度の基礎利益は、4,627億円と十分な水準を確保

しています。

(注)「基礎利益」から、有価証券の売却損益や保険財務健全化のための臨時的な費用、税金などを差し引いた最終的な剰余を、定款に従い配当として ご契約者に還元しています。

基礎利益 A (①−②) 基礎収益①

うち保険料等収入 うち資産運用収益 基礎費用②

うち保険金等支払金 うち資産運用費用 うち事業費 キャピタル損益 B 臨時損益 C 経常利益 A+B+C

(単位:億円)

4,423 49,733 36,760 5,968 45,310 36,317 1,047 4,835

△ 3,691

△ 255 476 平成13年度

4,417 48,562 34,810 5,767 44,144 34,807 1,664 4,502

△ 2,554

△ 4 1,858 平成14年度

4,627 48,621 32,967 6,627 43,993 35,641 345 4,510

△ 1,118

△ 0 3,509 平成15年度

平成15年度の逆ざやについて

逆ざや額 基礎利益上の運用収支等の利回り

2.46%       

平均予定利率2.94%    

×

一般勘定責任準備金20兆9,783億円

(注1)基礎利益上の運用収支等の利回りとは、基礎利益に含まれる一般勘定の運用収支から社員配当金積立利息繰入額を控除したものの、一般勘定責 任準備金に対する利回りのことです。

(注2)平均予定利率とは、予定利息の一般勘定責任準備金に対する利回りのことです。

(注3)一般勘定責任準備金は、危険準備金を除く一般勘定部分の責任準備金について、以下の方式で算出しています。

(期始責任準備金+期末責任準備金−予定利息)×1/2

平成15年度については、4∼12月の明治生命および安田生命と、平成16年1∼3月の明治安田生命の実績を単純合算した数値を記載しています。 平成14年度以前については、明治生命および安田生命の単純合算値を記載しています。

逆ざや額の算出式

(注1) (注2) (注3)

〈詳細は、P100およびP172をご覧ください〉

逆ざや

生命保険会社は、ご契約者にお払い込みいただく保険料の計算にあたって、あらかじめ資産運用による一定の運用 収益を見込み、その分保険料を割り引いて計算しています(この割引率を「予定利率」といいます)。そのため、生命保 険会社は、毎年割り引いた分に相当する金額(これを「予定利息」といいます)を運用収益などで確保する必要があり ます。ところが、かつてない超低金利が続くなかで、この予定利息分を実際の運用収益などでまかなえない状態が一 部の契約で発生しており、これを「逆ざや」状態といいます。

994億円

(2)

「含み損益」とは、保有している資産の時価と帳簿価額(取得価額)との差額を指し、

保険会社の企業体力を表わすものの一つです。平成15年度末は、一般勘定の有価証券で

1兆 891億円、一般勘定資産全体で1兆1,219億円の含み益を確保しています。

なお、株式含み損益がゼロとなる日経平均株価の水準は、8,000円程度です。

バランスのとれた堅実な資産内容で、 十分な企業体力を堅持しています。

公社債 株式 外国証券 その他共計

(単位:億円)

2,433 2,730 2,270 7,413 平成13年度末

3,825

△ 521 1,179 4,470 平成14年度末

1,454 8,282 1,062 10,891 平成15年度末

(注1)時価のある有価証券等の含み損益相当額を記載しています。

(注2)その他共計には買入金銭債権等を含みます。

〈詳細は、P134およびP196をご覧ください〉

有価証券の含み損益の状況(一般勘定)

有価証券 評価差額 オフバランス 土地

再評価差額 オフバランス その他

合計

(単位:億円)

7,353 5,354 1,998 728 1,320

△ 591 108 8,190 平成13年度末

4,342 1,323 3,019 399 1,154

△ 755 98 4,840 平成14年度末

10,722 9,595 1,127 543 1,191

△ 647

△ 46 11,219 平成15年度末

資産全体の含み損益の状況(一般勘定)

(注1)有価証券は、時価のある有価証券に加え、時価のない有価証券(外貨建の子会社株式及び関連会社株式等)を為替評価した場合の含み損益相当額 を記載しています。

(注2)有価証券には、買入金銭債権等を含みます。

(注3)土地は「土地の再評価に関する法律」に基づき、明治生命は平成11年度末に、安田生命は平成12年度末に時価評価を実施しました。これによる 評価差額を「再評価差額」に記載しています。なお、土地には借地権を含みます。

(注4)「その他」には、デリバティブ取引等の含み損益相当額を記載しています。なお、デリバティブ取引は一部ヘッジ会計を適用しました。本表に はヘッジ会計(特例処理・繰延ヘッジ)適用分の含み損益を記載しています。ヘッジ会計非適用分およびヘッジ会計(時価ヘッジ)適用分について は、評価損益を損益計算書に計上しており、含み損益相当額はありません。

(3)

8

健全な経営を維持していくための十分な純資産額を備えています。

「実質純資産額」とは、時価評価した資産からご契約にかかわる各種負債等を差し引いた、

いわゆる時価ベースの純資産額を表わし、決算期末の保険会社の健全性の状況を示す

行政監督上の指標の一つです。この数値がマイナスとなると、実質的な債務超過と判断

され、監督当局による業務停止命令等の対象となることがあります。

平成15年度末の実質純資産額は、2兆6,877億円で、一般勘定資産に対する比率は

10.9%と、十分な水準を確保しています。

保険会社が将来の保険金等の支払いに備えて積み立てる準備金を責任準備金といい、平成15年度 末の当社の責任準備金は、22兆1,011億円です。

当社では、個人保険および個人年金保険の責任準備金については、法令に基づき、標準責任準備 金対象契約は「標準責任準備金」を積み立て、保険金等の支払いに備えています。

また、標準責任準備金対象外契約についても、法令上最も手厚い積立方式である「平準純保険料 式」を採用し、積立率は100%となっています。

実質純資産額

(単位:億円)

23,306 平成13年度末

19,519 平成14年度末

26,877

 一般勘定資産に対する比率 9.1% 7.8% 10.9%

平成15年度末

(注)「保険業法第132条第2項に規定する区分等を定める命令」第3条第2項の規定に基づき算出しています。

責任準備金は健全な積立方式を採用

平成14年度以前については、明治生命および安田生命の単純合算値を記載しています。

(注1) 積立方式および積立率は、個人保険および個人年金保険を対象としています。なお、団体保険および団体年金保険の責任準備金は積立 方式という概念がないため、上記には含んでいません。

(注2) 積立率については、標準責任準備金対象契約に関しては平成8年大蔵省告示第48号に定める方式により、また、標準責任準備金対象外 契約に関しては平準純保険料式により計算した保険料積立金、および未経過保険料に対する積立率を記載しています。

■個人保険および個人年金保険の責任準備金の積立方式・積立率

平成13年度末 平成14年度末 平成15年度末

区 分

標準責任準備金対象契約

標準責任準備金対象外契約 積立率(危険準備金を除く)

内閣総理大臣が定める方式

(平成8年大蔵省告示第48号) 平準純保険料式

100%

内閣総理大臣が定める方式

(平成8年大蔵省告示第48号) 平準純保険料式

100%

内閣総理大臣が定める方式

(平成8年大蔵省告示第48号) 平準純保険料式

100%

〈詳細は、P114およびP178をご覧ください〉

(4)

「ソルベンシー・マージン比率」とは、大災害や株価の暴落など、通常の予測を超えて

発生するリスクに対応できる「支払余力」を有しているかを判断するための行政監督上

の指標の一つです。この数値が200%を下回った場合は、監督当局による業務改善命令

等の対象となります。

平成15年度末のソルベンシー・マージン比率は、747.9%と十分な支払余力を確保し

ています。

予測を超えたリスクにも十分対応できる支払余力を確保しています。

(A)ソルベンシー・マージン総額

①資本の部合計

②価格変動準備金

③危険準備金

④一般貸倒引当金

⑤その他有価証券の評価差額(税効果控除前)×90%(マイナスの場合は100%)

⑥土地含み損益×85%(マイナスの場合は100%)

⑦負債性資本調達手段等(劣後ローン、劣後債等)

⑧控除項目

⑨その他(保険契約準備金の一部、税効果相当額等)

(B)リスクの合計額 ⑩2+(⑪+⑫)2+⑬

⑩保険リスク相当額

⑪予定利率リスク相当額

⑫資産運用リスク相当額

⑬経営管理リスク相当額 ソルベンシー・マージン比率

(単位:億円)

26,011 5,756 1,628 4,399 100 8,635

△ 647 1,097

△ 19 5,059 6,956 2,100 1,241 5,210 171 747.9% 平成15年度末

(A) ×100

(1/2)×(B)

保険リスク相当額

大災害の発生などにより、実際の保険事故の発生 率が通常の予測を超えることによって発生し得るリ スクに相当する額

資産運用リスク相当額

株価の暴落・為替相場の激変などにより資産価値が 大幅に下落するリスク、および貸付先企業の倒産など により貸し倒れが急増するリスクに相当する額

予定利率リスク相当額

運用環境の悪化などにより、資産運用利回りが責任準備 金の算出の基礎となる予定利率を下回るリスクに相当す る額

経営管理リスク相当額

業務の運営上、通常の予測を超えて発生し得るリ スクに相当する額

〈詳細は、P94をご覧ください〉

(5)

10

リスク管理債権額の貸付残高に対する比率

平成14年度以前については、明治生命および安田生命の単純合算値を記載しています。

厳格な自己査定を実施し、資産内容の健全性を堅持しています。

不良債権には「リスク管理債権」と「債務者区分による債権」の2つの基準があり、保険業法

施行規則により、開示が義務付けられています。

「リスク管理債権」とは、貸付金のうち、返済状況が正常でない債権を「破綻先債権」 「延滞

債権」 「3ヵ月以上延滞債権」 「貸付条件緩和債権」の4つに区分した総称です。平成15年度末

のリスク管理債権額は472億円、貸付残高に対する比率は0.59%と、きわめて低い水準を

堅持しています。

また、「債務者区分による債権」とは、貸付金のほかに未収収益等を含めた債権を、債務者

の財政状態および経営成績等に基づいて、「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」「危険債

権」 「要管理債権」 「正常債権」の4つに区分したものです。平成15年度末の正常債権を除い

た債務者区分による債権額は476億円と、リスク管理債権額とほぼ同額となっています。

3 ヵ 月 以 上 延 滞 債 権 額 貸 付 条 件 緩 和 債 権 額

合    計

( 貸 付 残 高 に 対 す る 比 率 )

(単位:億円)

11 108 0 351 472

(0.59%) 平成15年度末 21

186

− 116 324

(0.38%) 平成14年度末 24

309

− 286 620

(0.72%) 平成13年度末

〈詳細は、P93およびP166をご覧ください〉

リスク管理債権の状況

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

合    計 小    計

(単位:億円)

 45 74) 356) 476)

(0.58%)

(96.3%) 平成15年度末 70)

138) 116) 325)

(0.37%)

(81.0%) 平成14年度末 83)

250) 290) 624)

(0.71%)

(68.6%)

81,468) 81,944) 87,259)

87,584) 87,407)

88,031) 平成13年度末

〈詳細は、P93およびP166をご覧ください〉

債務者区分による債権の状況

保全率

保全率とは、不良債権のうち、「担保・保証等によ り回収が見込まれる額」と「貸倒引当金」の合計額が 占める割合で、不良債権がどの程度保全されている かを表わす指標です。

(6)

資産の自己査定とは、保険会社自らが保有している個別

資産を、回収の危険性、価値の毀損の危険性度合いに応 じて査定し、区分するもので、償却・引当のための準備作 業として行なうものです。

当社は詳細な自己査定規程を定め、厳格な自己査定を

実施しています。また、自己査定規程および査定結果に対 しては、自己査定実施部署から独立した検査部が内部監 査を実施し、その後、監査法人による外部監査を受けてお り、信頼性の高い体制になっています。

資産の自己査定

貸付金等の自己査定の状況(平成15年度末)

自己査定の結果、価値の毀損の危険性が高いと判断さ れた資産については、その度合いに応じ、自己責任原則に 基づき適正な償却・引当を実施し、資産の健全性を確保 しています。

また、償却・引当規程を定め、同規程に則り償却・引 当を実施することにより、恣意性を排除しています。

適正な償却・引当

不良債権と引当・保全状況(平成15年度末)

非分類:回収の危険性または価値の毀損の危険性について、問題の ない資産です。

Ⅱ分類:債権確保上の諸条件が満足に充たされない、あるいは、信 用上疑義が存する等の理由により、その回収について通常 の度合を超える危険を含むと認められる債権等の資産で す。

Ⅲ分類:最終の回収または価値について重大な懸念が存し、したが って損失の発生の可能性が高いが、その損失額について合 理的な推計が困難な資産です。

Ⅳ分類:回収不可能または無価値と判定される資産です。

貸倒引当金について

貸倒引当金のうち個別貸倒引当金は、現時点で既に不 良化している債権に対し、個別に回収不能となる見込額を 計上するものです。一般貸倒引当金は、現時点では不良 化していない債権の一部が、将来、不良化した際の備えと して計上するものです。具体的な計上方法は下図のとおり です。

  ∼   分 類 計      

(単位:億円)

98.3% 1.7% 0.0%

− 1.7% 100.0% 占 率 80,559

1,377 6

− 1,384 81,944 金 額 区      分

(注)本表は償却・引当実施後のものです。 〈詳細は、P93およびP166をご覧ください〉

(正常先)

債権残高×貸倒実績率(注2)

(要注意先)

債権残高×貸倒実績率(注2)

債権残高×貸倒実績率(注2)

対象額(注3)×貸倒実績率 対象額(注3)×100% 67

30

8 3 159 一般貸倒

引当金

個別貸倒 引当金 合 計 81,468

正常債権

356 97.0% 要管理債権

74 90.8% 危険債権

45 99.9% 476 96.3% 破産更生債権及び

これらに準ずる債権 合 計

正常先

要注意先

破綻懸念先 実質破綻先 破綻先 貸付条件

緩和債権 351

3ヵ月以上 延滞債権 0 延滞債権

破綻先債権 合 計

108 11 472

(対象資産)

貸付金、貸付有価証券、 支払承諾見返、

未収収益(上記資産に係るもの) 仮払金(貸付金に準ずるもの)

(対象資産) 貸付金

(注1)保全率は、「担保・保証等により回収が見込まれる額」と「貸倒引当金」 の合計額が債権額に占める割合です。

(注2)各々の区分における過去の貸倒実績率に基づき、予想損失額(正常先 は1年、その他は3年)を引当てています。

(注3)対象額は債権残高から担保・保証等により回収が見込まれる金額を控 除した残額です。

(注4)個人ローンは、対象額の全額を引当てています。

(注5)表中の一般貸倒引当金と個別貸倒引当金の合計金額のほか、その他の 資産に係る貸倒引当金の合計金額49億円を含めています。

(単位:億円) 自己査定の

債務者区分

保全率

リスク管理債権 債務者区分による債権 (注1) 貸倒引当金の計上方法

(注5)

(注2)(注4)

(7)

12

自己資本の充実

自己資本の充実

「基金」とは、株式会社の資本金に相当する性 格を持つ資金で、相互会社の財産的基礎となる ものです。当社では、この財産的基礎が保険会 社を取り巻くさまざまなリスクに備え、お客さ まの保険契約を確実に履行できる能力を向上す るものであるとして、重要視しています。

また、基金の募集後には、下図のように償却

(償還)に備えて、基金償却準備金を計画的に積 み増していき、基金の償却時に基金償却積立金 に振り替えるため、内部留保として財産的基礎 が守られ、経営の健全性が確保されます。

平成15年度末現在、当社の基金の総額(基金と 基金償却積立金の合計)は、3,500億円となって います。〈基金拠出者については、P67をご覧ください〉

当社は、健全性の高い経営基盤を構築するため、効率化への取り組みとともに、さまざまなリスクに 対応できるよう、価格変動準備金・危険準備金等の内部留保の積み増しや基金の再募集等により自己資 本の充実に努めています。

基金の総額

■基金・基金償却準備金・基金償却積立金の推移

H8.7 H9.7 H10.7 H11.7 H12.7 H13.7 H14.7 H15.7 H16.7 H17.7 H18.7 H19.7 H20.7

部 調達

内 部 留 保

基 金 償 却 積 立 金 明治安田生命

基金590億円

(平成8年度明治生命募集分) 基金390億円

(平成8年度安田生命募集分)

(461億円) 20億円 176億円

基金償却準備金

基金償却準備金

(731億円)

(1,000億円)

(1,250億円)

(1,550億円)

(1,910億円)

(2,270億円)

(2,630億円)

(2,990億円)

(3,300億円)

(3,500億円) 基金600億円

(平成10年度明治生命募集分)

基金300億円(平成11年度安田生命募集分) 基金400億円

(平成12年度明治生命募集分)

基金300億円(平成12年度安田生命募集分)

※基金300億円(平成13年度安田生命募集分) 基金600億円(平成14年度明治生命募集分)

H16.1 合併

293億円

振替300億円 振替 300億円

振替600億円 振替400億円

1,600億円 2,000億円

2,300億円 2,900億円

3,500億円 振替300億円

1,000億円 1,200億円

1,400億円 1,600億円 基金償却積立金

(注1)合併前の基金償却積立金および基金償却準備金は、明治生命と安田生命の合算値

(注2) ( )内の金額は基金償却積立金および基金償却準備金の合計額

価格変動準備金

株式等の価格変動の著しい資産について、その価 格が将来下落したときに生じる損失に備えて積み立 てる準備金です。

危険準備金

保険契約に基づく将来の債務を確実に履行するため、 将来発生が見込まれる危険(保険リスクおよび予定利率 リスク)に備えて積み立てる準備金です。

基金償却準備金

基金の償却準備財源として積み立てておく任意積立 金で、基金償却時には基金償却積立金に振り替えます。

基金償却積立金

相互会社が基金を償却する場合に、保険業法の規定に より積み立てを義務付けられている積立金です。償却額と同 額の積み立てが義務付けられています。

※当該基金は、安田生命と富国生命の包括的業務提携に基づき、証券化スキームを活用し、共同募集を行なったものです。なお、富国生命との提携関係 については、当社においても、引き続き継続してまいります。

(8)

当社では、財務の健全性等経営内容を客観的にご判断

いただくため、格付会社に依頼し、保険金支払能力や保険 財務力について「格付」を取得しています。

平成16年7月2日時点、(株)日本格付研究所から保険金 支払能力格付「A+」、(株)格付投資情報センターから保険 金支払能力格付「A」、AMベスト社から保険財務力格付

「A」、スタンダード&プアーズ(S&P)から保険財務力格付

「BBB+」を取得しています。いずれの格付も、当社の優れ た財務内容、健全な事業基盤が評価され、高い保険金支 払能力と良好な保険財務力を示す格付を取得しています。

格付

明治生命と安田生命は、高い健全性と収益力のいっ そうの向上をめざし、従来から営業拠点の統合・大型 化や、長期的な人員計画の推進による経営効率化を進 めてきました。明治安田生命発足後も、事業費削減を 目標に掲げ、職員数の削減、営業拠点の統合・大型化、

コンピュータセンター等のシステム資源の集約、事 務・サービス効率性向上、印刷・配送コストの削減等、 全社を挙げて経営効率化に向けた取り組みを強化して います。

平成15年度の事業費は4,510億円と、平成13年度の4,835億円と比較し、325億円減少しました。

経営効率化に向けた取り組み

■事業費の推移

長期的な人員計画の推進により、平成15年度末の職員数は10,284人と、平成13年度末の11,975人と比較し1,691人 減少しました。

■職員数の推移

小規模営業拠点の統合・大型化を推進し、平成16年度始の支社数は100、営業所数は1,585となりました。 平成14年度始と比較し、それぞれ62支社、293営業所減少しました。

■営業拠点数の推移

※「保険金支払能力格付」は、保険金支払債務を契約どおり支払うことができる 能力を評価したものです。「保険財務力格付」は、保険契約の諸条件にしたがい 保険金を支払う能力に関し、保険会社の財務内容について評価したものです。

※上記の格付は、当社が依頼して取得したものです。

※格付は、個別の保険契約の加入・解約・継続を推薦するものではありません。

※格付は、上記時点での格付会社の意見であり、将来的に変更・保留・撤回され ることがあります。

事業費

(単位:億円)

△ 325 対平成13年度 4,510

平成15年度 4,502

平成14年度 4,835

平成13年度

(注)平成15年度については、4∼12月の明治生命および安田生命と、平成16年1∼3月の明治安田生命の実績を単純合算した数値を記載しています。 平成14年度以前については、明治生命および安田生命の単純合算値を記載しています。

職員数

(単位:人)

△ 1,691 対平成13年度末 10,284

平成15年度末 11,548

平成14年度末 11,975

平成13年度末

(注1)職員数は、出向等を除いた数を記載しています。

(注2)平成14年度以前については、明治生命および安田生命の職員数の合算値を記載しています。

支社数 △ 62

対平成14年度始 100

平成16年度始 162

平成15年度始

162

営業所数 1,878 1,684 1,585 △ 293

平成14年度始

(株)日本格付研究所

保険金支払履行の確実性

A+

は高い

(株)格付投資情報センター 保険金支払能力は高く、 部分的に優れた要素が

A

ある

スタンダード&プアーズ(S&P) 保険財務力は良いが、 上位の格付に比べ、事業 環境が悪化した場合、その 影響を受けやすい

BBB+

AMベスト社 経営内容に優れ、契約者 に対する責任を十分に果 たす能力を有す

A (Excellent)

(平成16年7月2日時点)

(9)

14

経営活動の概況

経営活動の概況

平成15年度の日本経済は、アジア向けを中心とし た好調な輸出と、更新需要を中心とした企業の旺盛 な設備投資意欲に支えられ、堅調な景気回復軌道を たどりました。一方で、雇用・所得環境の改善ペー スは鈍く、個人消費は緩やかな伸びとなりました。

また、中央と地方、製造業と非製造業、大企業と中 小企業の景況感格差が指摘されるなど、景気回復の 裾野の広がりは限定的なものに留まりました。生命 保険業界においては世帯可処分所得が停滞するなか、 個人保険市場を中心に厳しい環境が続いています。

はじめに

このような情勢のなか、当社は、平成15年5月の 合併契約書調印、7月の第56回定時総代会での承 認決議、12月の合併認可取得等を経て、平成16年 1月1日に「明治安田生命保険相互会社」としてスタ ートしました。

これに先立ち、明治生命と安田生命では平成15年 度を期中に合併を控えた重要年度と位置付け、平成 15年4月から12月の9ヵ月間の経営計画を策定し、明

治安田生命の誕生に向け、引き続き営業・サービス 力、資産運用力の強化と健全性の向上および内部 管理態勢(コンプライアンス・リスク管理等)の整備に 努め、保有契約高の純増加態勢の構築をめざしてき ました。また同時に、各部門、すべての業務におい て可能な限り両社間の業務一体運営を推進すること により、成長力と収益力、財務健全性をいっそう向上 させるよう努め、磐石の態勢で合併に取り組みました。

平成11年度から平成14年度までは明治生命の数値を記載し、平成15年度は、年度末残高等の状況を表わす項目につい ては明治安田生命の数値を、期間損益等を表わす項目については平成15年12月末までの明治生命と平成16年1月からの 明治安田生命の数値を記載しています。

平成15年度の概況

直近5事業年度における主要な業務の状況を示す指標

(単位:百万円) 平成15年度 平成14年度

平成13年度 平成12年度

平成11年度

(注1)基金の総額には、基金償却積立金を含みます。

(注2)ソルベンシー・マージン比率については、平成13年金融庁告示第19号により、その算出基準が一部変更されているため、平成11年度および平成 12年度以降の数値は異なる基準によって算出されています。

(注3)剰余金処分対象額に占める配当準備金等の割合とは保険業法施行規則第27条の規定により計算した額に占める社員配当準備金および社員配当平 衡積立金に積み立てる額の合計額の割合です。なお、明治生命の平成13年度の数値は、保険業法施行規則附則第11条第2項により積み立てた危 険準備積立金の取崩額を加算して算出しています。

(注4)相互会社における社員とは、保険契約者のことです(剰余金の分配のない保険にのみご加入の契約者を除く)。

(注5)保有契約高とは、個人保険・個人年金保険・団体保険の各保有契約高の合計です。なお、個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払 開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものです。

(注6)団体年金保険保有契約高については、責任準備金の金額です。

(注7)逆ざや額については、平成11年度および平成12年度以降の数値は異なる基準によって算出しています。 項  目

経常収益 経常利益 基礎利益 当期純剰余 基金の総額 総資産

責任準備金残高 貸付金残高 有価証券残高

ソルベンシー・マージン比率

従業員数 社員(契約者)数 保有契約高

団体年金保険保有契約高 逆ざや額

剰余金処分対象額に占める配当 準備金に積み立てる金額の割合

うち特別勘定資産

3,626,834 305,992 345,297 171,549 350,000 25,329,873 765,250 22,101,172 7,965,483 14,433,699 747.9% 3,131,564

129,998 259,223 42,754 220,000 16,243,139 652,905 14,334,222 4,929,011 9,098,869 532.0%

85.4% 214.1%

49,412人 7,432,052人 34,437人

5,196,791人

288,682,961 7,413,737 167,299,103

4,547,557 3,118,545

22,409 258,632 14,320 160,000 17,081,617 832,165 14,632,660 5,124,767 9,690,829 609.4% 93.9% 38,446人 39,196人

5,494,911人 175,127,830 4,740,016 3,252,679

180,226 275,905 118,488 160,000 17,469,453 1,068,990 14,780,891 5,481,142 9,559,776 667.2% 98.5%

5,664,569人 173,709,515 4,803,208 38,987人

3,740,755 191,746 270,239 83,350 120,000 16,846,236 1,117,837 15,010,745 5,821,168 8,679,444 731.0% 193.3%

5,850,720人 174,631,695 5,052,582

695億円 789億円

約740億円 約1,500億円

(10)

平成11年度から平成14年度までは明治生命と安田生命の合算数値を記載し、平成15年度は、年度末残高等の状況を表わす項目につ いては明治安田生命の数値を、期間損益等を表わす項目については平成15年12月末までの明治生命および安田生命と平成16年1月か らの明治安田生命の数値を合算して記載しています(平成14年度までの「ソルベンシー・マージン比率」および「剰余金処分対象額に占 める配当準備金に積み立てる金額の割合」は明治生命と安田生命の数値を併記しています)。

〈ご参考〉 合算数値

(単位:百万円) 平成15年度 平成14年度

平成13年度 平成12年度

平成11年度 項  目

経常収益 経常利益 基礎利益 当期純剰余 基金の総額 総資産

責任準備金残高 貸付金残高 有価証券残高 ソルベンシー・ マージン比率

従業員数 社員(契約者)数 保有契約高

団体年金保険保有契約高 逆ざや額

剰余金処分対象額に 占める配当準備金に 積み立てる金額の割合

うち特別勘定資産

5,930,903 371,868 458,829 196,429 190,000 26,926,438 1,686,699 23,744,872 9,244,508 13,594,418 731.0% 808.5% 193.3% 114.9% 61,225人 8,908,068人 318,228,200 8,859,807 約2,300億円

5,101,321 305,906 450,956 185,233 260,000 27,726,043 1,607,009 23,566,668 9,046,838 14,531,978 667.2% 602.6% 98.5% 116.5% 61,155人 8,622,765人 316,292,701 8,596,464 約1,230億円

5,171,174 47,610 442,312 43,467 290,000 26,860,227 1,159,798 23,152,285 8,613,927 14,373,356 609.4% 612.8% 93.9% 9,465.4% 59,828人 8,323,129人 317,291,816 8,252,452 1,180億円

5,070,274 185,877 441,744 113,307 350,000 25,727,233 869,150 22,625,939 8,464,158 13,298,425 532.0% 617.6% 214.1% 116.1% 54,700人 7,903,357人 302,575,595 7,829,634 1,035億円

4,909,271 350,924 462,773 198,005 350,000 25,329,873 765,250 22,101,172 7,965,483 14,433,699 747.9%

85.4%

49,412人 7,432,052人 288,682,961 7,413,737 994億円 明治安田生命

(明治生命) 安田生命 明治安田生命

(明治生命) 安田生命

商品面においては、合併に向けた商品ラインナップの見 直しを図り、1月の合併時には、従来の死亡保障の中心的 役割を果たしていた定期保険特約に代わる「生活サポート 特約」、「遺族サポート特約」を開発しました。とくに「生活 サポート特約」は、万一の保障に加えて、所定の生活機能 障害状態に該当した場合には生活サポート年金を一生涯

(または一定期間)お受け取りいただける“自分のための保 障”であり、これにより「2つの生命(いのち)を保障する」 という、これまでの生命保険にはない、新しいコンセプト を取り入れています。そして、同特約を付加した「ライフ アカウント L.A. ダブル」を、新会社誕生記念商品として 発売したほか、「3大疾病無制限入院特約」を「L.A.」専用 特約として発売しました。こうした結果、豊富な特約ライ

ンナップをもつアカウント型保険が一段と充実し、お客さ まのニーズにいっそうきめ細かくお応えできるようになり ました。

営業面では、さらに進化した「ライフアカウント L.A. ダ ブル」を主軸に、お客さまのニーズに合った生命保険、年 金、損害保険、投資信託等の商品の販売を展開していま す。特に損害保険については、1月より日本興亜損害保険 株式会社から商品供給を受けることで、さらなる充実を図 っています。また、ご契約の継続・拡充に対する評価を高 めた営業職員制度の導入と営業職員育成専任要員の配置 等による教育体系の高度化、ご契約者数の多い3大都市圏 へのお客さまサービス業務専任職(総合職)の配置等を通 じて、アフターサービス体制の充実を図っています。

個人営業

当社は1月より、新たな経営理念のもとで、平成19年 3月までの「中期経営計画」に加え、平成17年3月までの 15ヵ月の「年度経営計画」を策定し、「お客さまからもっ

とも信頼される生命保険会社」をめざした取り組みを行 なっています。

(11)

お客さまサービスについては、「お客さま第一主義」に基 づき、万全なサービスをご提供できる態勢づくりに取り組 み、お客さまとの接点となる全国の営業拠点に、他に先駆 けてWebオンライン型の先進事務サービスシステムを全面 的に導入するなど、合併当初から均質かつ効率的なサービ スを遅滞なくご提供しています。

また、カードサービスについては、合併を期に提携金融 機関を拡充するなどご利用機会の拡大を図るとともに、お 客さまのご要望により明治安田生命カードへの切り替えを 進めています。加えて、ご契約内容や継続期間に応じてポ イントが加算されるご契約者向けサービス・パッケージ

「map(mental and physical health support)」を通じて、 健康・医療・介護、ライフイベント等のサービスをご提供 しています。

なお、コールセンター機能は、合併前(平成15年3月) に同一拠点に集約し、サービスの内容・水準の統一化を 推進してきました。そして、平成16年1月1日より「お客 さまとの接点の拡充による利便性の向上」と「高品質なお 客さまサービスの提供」を志向する「明治安田生命コミュ ニケーションセンター」を立ち上げ、ご照会やご要望に対 して円滑で迅速なお客さま対応を実現しました。

一方、健康・医療・介護関連については、グループ会社 のウェルネスケア・ネットワーク株式会社を通じて、介護 相談サービスやケアマネジメント・サービス等を展開し、

「map」のなかで、病気の予防やメンタルへルスに関する 健康相談サービスも実施しています。

16

新市場営業部門では、主に、個人年金の銀行等にお ける窓口販売と金融機関関係代理店を通じた個人保険 の販売を行なっています。

銀行等の窓口販売では、合計221の銀行・信用金庫に 販売委託を行ない、専用商品である「投資型年金D.A.」 および「定額年金S」を販売しています。

また、金融機関関係代理店では、105の代理店に販売 委託を行ない、「ライフアカウント L.A.」「逓増定期保 険E」「新定期保険E」を主軸商品として販売しています。

このように、販売チャネルの多様化を通じて、より幅広 いお客さまへの商品・サービスのご提供に努めています。

新市場営業

ご契約のお引き受け(アンダーライティング)につい ては、ご加入を希望されるお客さまのいっそうの公平 性確保を目的として、最新の医療事情を反映させるこ とにより引受基準の見直しを行ないました。平成15年9 月には、営業拠点システムの全国展開にあわせ、申込 書点検等の集中処理を開始し、大幅な業務効率化を実 現しました。また、お客さまの立場にたった迅速かつ 正確な事務取り扱いを励行するため、職員に対する専 門的教育を実施しています。

アンダーライティング

お客さまサービス

団体保険では、企業における実質保険料の予算化ニ ーズにお応えする「エンプロイー・コミュニケーション E.C.」の販売とあわせ、従業員の健康増進・メンタルヘ ルスケアをサポートする「ウェルネス・プラン」をパッ ケージ化した「ウェルネス・プログラム」のご提案によ り、お客さまの利便性向上に取り組みました。

また、当社のみが認可を取得している新・団体定期 保険を、官公庁・民間企業・労働組合の自助努力型福 利厚生にお応えする商品として、幅広く採用いただく とともに、団体事務においても独自の支援システムを ご提供することにより、団体における福利厚生のさら なる充実に寄与しました。

団体年金では、退職給付会計の導入、確定拠出年金 法および確定給付企業年金法の施行等、環境が大きく 変化するなか、退職金・年金制度のコンサルティング ニーズに対応するため、制度・運用両面からの総合コ ンサルティング活動を積極的に展開することで、お客 さまの幅広いニーズにお応えしています。また、投信投 資顧問子会社を含め、実績配当型商品を中心にグルー プ全体の受託拡大に努めました。実績配当型商品の一 つである特別勘定特約については、合併に際し、運用 方針の異なる投資対象別口を存続させる一方、運用対 象・方針が同種の口(総合口等)を統合し、効率的なラ インナップとしました。

その他、融資、投資信託販売および関連会社を通じ た損害保険事業・介護関連事業等においても、お客さ まのニーズに幅広くお応えしています。

法人営業

マップ

マップ

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資産運用については、合併前より資産運用方針、運

用リスク管理規程等を共有化し、合併に向けた体制整 備を行なってきました。合併後は、「ALMの考え方に基 づき良好な運用成果を長期にわたって安定的に確保す る運用をめざすとともに、資産健全性の維持・向上を 通じてお客さまに信頼される資産運用を行なう」ことを 運用理念として掲げています。

安定的な収益確保を図るため、引き続き国内公社債 を積み増す一方、資産全体のリスク削減を推進しまし た。一方、収益力向上のため為替変動リスクに留意し ながら、外国公社債を積み増しました。こうした取り 組みに株式相場の上昇も加わり、有価証券全体の含み 益は1兆円を超える水準を確保しました。

貸付金については、資金需要が低いなか、信用リス クに留意しつつ貸付先の拡大に取り組みました。リス ク管理債権額の貸付残高に対する比率は、極めて低い 水準を維持しており、今後とも資産健全性の維持・向 上に努めていきます。

資産運用

コンプライアンス・リスク管理面では、一部の長期 継続のご契約に係る特別配当が過少に支払われていた ことが明らかになり、また対応の過程においてリスク に関する社内報告態勢に不備があったとして、平成15 年12月に明治生命が金融庁から行政処分を受けました。 当社ではこの処分を厳粛に受け止め、リスクに対する 社内報告態勢を整備するなど、全社を挙げて再発防止 に取り組んでいます。

一方、経営統合に関するリスクの適切なコントロール を重要課題と位置付けて取り組んだ結果、合併後の業務 運営体制へ順調に移行できました。また、合併を期に、 リスク管理の統括部署を新設するなど組織の充実を図 り、リスク管理態勢をさらに強化しました。

リスク管理

当社に対する理解をより深めていただくため、ディ スクロージャー資料は、お客さまによりわかりやすい 資料づくりという観点での制作に努めています。とく に、合併に関する情報を、お客さまにご理解いただけ るよう、資料の冒頭で図なども用いてわかりやすく解 説しました。

このほか、当社の経営活動や健全性・業績等をわか りやすく解説したディスクロージャー小冊子について、 決算版、上半期報告版の合計で両社あわせて約348万部 を作成し、幅広くご提供しました。

また、合併直前にご契約者のみなさまに会社の現状、 最新の商品・サービス情報、ご契約内容などを記載し た資料を両社あわせて約758万部お送りしたほか、合併 時には、新会社の概要をお知らせする資料として「会社 案内 CORPORATE PROFILE 2004」を作成するなど、 適宜適切な情報提供に努めました。

加えて、ホームページにおいて、上記ディスクロー ジャー資料を掲載するとともに、決算説明会、上半期 報告説明会の模様を動画配信するなど、経営情報の開 示方法や内容の充実に努めています。

ディスクロージャー

「中期経営計画」の初年度である平成16年度は、合併 効果創出のための最重要年度と位置づけ、6部門長およ び11地域本部長のもと、3つのビジネスモデル(トータ ル ライフプランニング サービス、トータル コーポレー ト&グループ サービス、コラボレーション マーケティ ング サービス)の推進により、業界トップレベルの成長 力と収益力、財務健全性の実現をめざし、ベストカン パニーへ向けた強固な基盤づくりをしていきます。

そのため、組織内の密接な連携と一人ひとりの自立 展開力の向上により、すべての事業領域において新し い「中期経営計画」のスタートにふさわしい業績実現を めざします。

あわせて、お客さまからの揺るぎない信頼確立に資 する磐石のコンプライアンス・リスク管理態勢および お客さまへのサービス態勢を構築し、新しい企業風土 の創出により、「お客さまから最も信頼される生命保険 会社」づくりに邁進していきます。

平成16年度の取り組み

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18

保険契約の概況

保険契約の概況

個人保険・個人年金保険については、新契約高(純新契約〈注:新規にご加入いただいたご契約〉および 転換・保障見直しによる純増加額の合計)が13兆393億円、減少契約(転換・保障見直しによる減少額を 除く)が25兆9,745億円となり、年度末保有契約高は168兆9,665億円(前年度末比7.1%減)となりました。

個人保険・個人年金保険

団体保険は、新契約高が8兆5,653億円、年度末保有契約高は119兆7,164億円(前年度末比0.8%減)と なりました。

団体保険

個人保険・個人年金保険に団体保険を加えた年度末保有契約高は288兆6,829億円(前年度末比4.6% 減)となりました。

保有契約高(個人保険・個人年金保険・団体保険の合計)

団体年金保険の年度末保有契約高(責任準備金の金額)は、7兆4,137億円となりました。なお、明治 ドレスナー・アセットマネジメント株式会社および安田投信投資顧問株式会社が受託している団体年金 資産を加えた、明治安田生命グループ全体での団体年金資産残高は、8兆7,162億円となりました。

団体年金保険

新契約高(個人保険・個人年金保険) 205,146 平成13年度

160,858 平成14年度

130,393 平成15年度

(単位:億円)

新契約高の推移(個人保険・個人年金保険)

保有契約高 個人保険 個人年金保険

小計(個人保険+個人年金保険) 団体保険

3,172,918 1,809,037 121,377 1,930,415 1,242,503 平成13年度末

3,025,755 1,701,793 117,223 1,819,017 1,206,738 平成14年度末

2,886,829 1,575,272 114,393 1,689,665 1,197,164 平成15年度末

(単位:億円)

保有契約高の推移(個人保険・個人年金保険・団体保険の合計)

明治安田生命グループ団体年金資産残高

平成13年度末 平成14年度末 平成15年度末

(単位:億円)

明治安田生命

(保有契約高〈責任準備金の金額〉) 明治ドレスナー・アセットマネジメント

(年金受託資産残高) 安田投信投資顧問

(年金受託資産残高)

98,213 82,524

12,230

3,458

92,576 78,296

10,761

3,519

87,162 74,137

9,764

3,260

明治安田生命グループ団体年金資産残高の推移

(注)平成15年度末の保有契約高は明治安田生命の数値を、平成15年度の新契約高、減少契約高については4∼12月の明治生命および安田生命と、 平成16年1∼3月の明治安田生命の数値を合算して記載しています。平成14年度以前の記載数値については、明治生命と安田生命の単純合算値 を記載しています。

※安田投信投資顧問は、平成15年6月26日付で安田ペインウェバー投信から社名を変更し、同年8月1日付で安田投資顧問と合併しました。平成14 年度以前の安田投信投資顧問の数値については、安田投資顧問の数値を記載しています。

(14)

一般勘定資産の運用状況

一般勘定資産の運用状況

平成15年度の日本経済は、年度当初は世界的にデフレが懸念されたものの、10-12月の実質GDP成長 率が前期比(年率換算)7.3%、1-3月期が同6.1%の高い伸びとなるなど、下半期にかけ回復基調が鮮明 となりました。個人消費はやや伸び悩んだものの、リストラの進展を背景に企業の体質改善が進み、こ れまで抑制されていた設備投資が力強く伸びて景気を牽引しました。輸出も中国等アジア向けを中心に 大きく伸び、国内の生産拡大に寄与しました。

こうしたなか、10年国債利回りは1.4%台まで上昇し、日経平均株価は4月下旬に7,607円とバブル 崩壊後の最安値をつけたあと上昇に転じ、1万1千円台まで大きく上昇しました。また、円相場は、米国 の経常赤字への懸念や中東情勢の不透明感などを背景に円高・ドル安が進みました。

運用環境

資産運用については、ALMの考えに基づき、保険の負債特性をふまえつつ、良好な運用成果を長期に わたり安定的に確保すること、厳格なリスク管理のもと、自己資本の水準をふまえた資産運用を実施し、 資産健全性の維持・向上に努めること等を通じ、お客さまに信頼される資産運用を実施することを基本 方針としています。

運用方針

中長期的な安定収益確保の観点から、国内公社債の積み増しを継続するとともに、超過収益確保を企 図し、為替変動リスクに留意しつつ外国公社債の買い入れを実施しました。一方、価格変動リスク抑制 の観点から、内外株式の残高を圧縮しました。主な資産配分は以下のとおりです。

国内公社債については、長期の国債を中心に平準的に積み増しを行ない1,927億円の純増となりまし た。株式については、引き続き流動化を進め2,140億円を削減しましたが、株価の上昇を受けて時価評 価実施後は6,662億円の純増となりました。外国証券については、外国株式等を削減する一方、外国公 社債を積み増したことにより、3,766億円の純増となりました。

貸付金については、引き続き新規取引先の拡大に取り組みましたが、企業の資金借入需要の低迷や住 宅ローン債権を流動化したこと等により4,986億円の純減となりました。

不動産については、低稼働物件等の売却を実施し254億円の純減となりました。

なお、平成15年度末の一般勘定資産については、前年度末より2,949億円減少し、24兆5,752億円と なりました。

運用実績の概況

資産配分

資産運用収益は5,992億円、前年度比75.8%となりました。一方、前年度と比べ有価証券売却損およ び有価証券評価損が大幅に減少した結果、資産運用費用は1,935億円、前年度比38.6%となり、その結 果、資産運用収支は4,056億円、前年度比140.2%となりました。

なお、平成15年度も保険業法112条評価益の計上は行ないませんでした。

資産運用収支

(注)平成15年度については、4∼12月の明治生命および安田生命と、平成16年1∼3月の明治安田生命の実績を単純合算した数値を記載していま す。なお、前年度比較は、平成14年度の明治生命および安田生命の単純合算値を基に記載しています。

(注)平成14年度以前については、明治生命および安田生命の単純合算値を記載しています。

平成13年度末

公社債

24.9% 14.6% 11.5% 33.5% 5.5% 10.0%

平成14年度末 28.8% 10.9% 10.0% 34.0% 5.5% 10.7%

平成15年度末 29.9% 13.7% 11.7% 32.4% 5.5% 6.7%

株式 外国証券 貸付金 不動産 その他

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20

収支の概況

収支の概況

経常収益では、保険料等収入が3兆2,967億円で、うち個人保険・個人年金保険が1兆8,859億円、 団体保険が3,841億円、団体年金保険が9,668億円となりました。

資産運用収益は、利息及び配当金等収入が5,406億円、有価証券売却益が522億円で、資産運用収 益合計では7,099億円となりました。

経常費用では、保険金等支払金が、厚生年金基金の代行返上の影響を受けて団体年金保険に係る 返戻金が増加し、3兆5,641億円となりました。

資産運用費用は、株式相場の上昇等にともない、有価証券売却損が855億円、有価証券評価損も 168億円にとどまり、合計では1,935億円となりました。

事業費は、職員人件費圧縮に加え、物件費全般の見直し等全社的に縮減に取り組み、4,510億円 となりました。

これらの結果、経常利益は3,509億円となりました。

経常損益

平成15年度、お客さまにお支払いした保険金・年金、給付金等は総額で3兆5,641億円。このうち、 保険金・年金は1兆3,336億円、給付金は6,913億円と、多くのお客さまのお役に立っています。

(単位:億円) (単位:億円) (単位:億円)

お役に立ちました。3兆5,641億円

■保険金等支払金の内訳 ■お支払いした保険金・年金の内訳 ■お支払いした給付金の内訳

特別損益のうち、特別損失では、価格変動準備金へ639億円を繰り入れ、内部留保の充実を図っ たほか、偶発損失引当金の繰入、退職給付会計基準変更時差異の当年度償却等、合計で1,612億円 を計上しました。

特別損益

当期純剰余は1,980億円となり、任意積立金目的取崩額18億円等を含めて、当期未処分剰余金は 1,967億円となりました。当期未処分剰余金から社員配当準備金に1,422億円を繰り入れています。

〈剰余金処分の詳細については、P85ご覧ください〉

〈社員配当については、P108をご覧ください〉

当期純剰余・当期未処分剰余金

合計 35,641

10,553保険金

6,913給付金 解約返戻金

解約返戻金 11,388 11,388 解約返戻金

11,388 年金

2,782 その他返戻金等

その他返戻金等 4,002 4,002 その他返戻金等

4,002

合計 13,336

満期保険金 4,804 年金 2,782年金 2,782年金 2,782 災害保険金 49

高度障害保険金 301

その他 59

合計

6,913 一時金など企業年金 4,400 生存給付金

(お祝い金など) 1,371 入院給付金 入院給付金

520 520 入院給付金

520 手術給付金

180 その他 281

障害給付金 9 死亡給付金

149

死亡保険金 5,338

(注)平成15年4∼12月の明治生命および安田生命と平成16年1∼3月の明治安田生命の数値を単純合算して記載しています。

参照

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